自然栽培茶生産者紹介
私が有機栽培を始めてから約10年が過ぎました。
この間、色々なことに取り組みチャレンジして今の茶園があります。
有機栽培にして良かったことは、百姓は「大体この位でしょう」という感じでどんぶり勘定的に仕事をしていたので、認証制度が出来て記録を付けるようになり、仕事の管理が出来るようになってきたことです。
有機の認定制度が出来てからは、周りの農家の目も変わりました。
農水省の考え方も分かってきました。あまり有機を奨励したくなさそうです。
世界の有機栽培と差が出ているように思います。
そういった社会環境で、本物作りを目指しながら、有機栽培にも少し疑問が出てきました。畑に入れる有機物は自分なりに量は控えてきたつもりですが、やはり大量の有機物は環境汚染にもつながり作物に溜まる硝酸態窒素の問題もあります。
炭素病と虫ではウンカ・スリップ・茶の毒蛾の問題も少しづつ解決していき、力強い茶の木づくりをしていきました。
そして、お茶の木を信じ、無施肥・無農薬栽培をはじめました。
イベントなどでお客様から「無施肥・無農薬のお茶は無いのですか?」と聞かれたことや、何年も栽培放棄された茶園を見て『これは絶対出来る!!』と確信しました。
~無施肥で3年以上でないとNPOでは認められません~
私達のお茶畑はすべて無農薬、無化学肥料の自然栽培です。
一般的に有機栽培をしている人達は自分の畑の一部だけ有機栽培、残りは慣行栽培という人たちが多いです。
私達は違います。畑、全部が無農薬無化学肥料です;
農薬、化学肥料は必要ない物だと思っています。だから一部だけという事は私達には考えられません。
H17年度からはじめたので、面積も少なく収穫量がありません。
このお茶に関しては、NPO法人無施肥研究会の認証のもと管理されることになりました。
無施肥で3年以上でないとNPOでは認められません。
畑の様子を見ながら今後無施肥の畑を増やしていこうと考えています。
H16年1月7年前から放棄された茶園を借りました。
草だらけでお茶の木は3mほど伸びていました。
3月に茶の木を小さく切りました。
8月、お茶の芽が出て茶園らしくなりました。
草も一緒に大きくなりました。
草取りをして立派な茶園になってきました。
3月、お茶の芽が出てきました。
4月、美しい新芽が生まれました。
大事に手摘みで収穫をしました。